prhysm

きらきらと音を奏でるように光って

HiHiB少年に出会った時の話

ずっと書きたかった昔ばなしをさせてください。

2017年5月。
わたしはKAT-TUN担アラサー社会人ヲタクとして日々仕事に忙殺されながらツイートするネタもあまり無く、ほぼROM専ツイッター廃人になって生きていました。
当時、自ユニは自ら掲げた「充電期間」に入って1年が経過していました。
HiHiB少年(と当時総称され始めていたかどうか覚えていませんが、そのメンバーである彼ら)の名前が目に飛び込み始めたのはその数ヶ月前のこと。
TLを少しずつ席巻し始めていたのはその数ヶ月前に東京ドームで行われていた野球大会の影響もあってだったかと記憶しています。

浮所くん…?那須くん…?髙橋優斗くん?いつ入所した子たちなんだろ?
TLにちらほらと現れ始めた彼らの名前が少しずつ気になりはじめていた頃でした。
思えば少クラだけは当時も毎月ミーハージャニヲタ心で見ていたからぼんやりとは少クラでも出番をもらいはじめていた彼らのことは目に入っていたんですよね。でもあんまり真剣に意識してなかったんだと思う。

2017年5月12日。
ミュージックステーションに気になっていた彼らが出演しました。
当時のツイッターのログを見返すとどうやら仕事帰り間に合ったら見てみようかな、ぐらいのぼんやりした気持ちでうっかり間に合ったので見れちゃった、らしい。

その時最も印象に残ったのは、那須くんでした。目が利く子だなあと思った覚えがある。
その後は発売が決まった写真集予約してみたり、少クラを気になるときは録画してみたりして茶の間でゆるーっと箱推ししてたら楽しいかな、ぐらいの気持ちだった。その程度にしておくつもりだった。



「はいびーちゃんに関しては完全に茶の間だからこうやってちょっとずつ始まっていく楽しみをたのしんでる。いっこずつチョコレートの包み紙開くみたいな」




当時のツイートなんだけど、ほんっとに沼に踏み込む気なんて微塵もなかったよ。

いつどこで何がきっかけでどう転ぶかなんてその時までわからないもんだよね。


転機は2017年11月の少クラで披露された「HiB HiB dream」でした。

楽曲をご存知ない方もいるかもしれないですね。
当時の映像は貼れないので公式のものを。ちなみにこれは2019年春のライブ映像のものです。

HiHi Jets・美 少年「HiB HiB dream」(JOHNNYS' Experience in TOKYO DOME CITY HALL)


当時ハイハイはまださくちゃん加入前の4人組時代だったので10人での披露でした。
わかりやすくジャニーズスーパーとんちきソングな楽曲なんですが、この11月のオンエアを見たときに

『駆け抜けて行こう たった一度のこの今を君の手を取って どこまででも』

この歌詞の振りがナナメ下手からはいび10人が一列になって端から順番に腕を上げていくというものなんだけど、これをカメラが引きで抜いてて。それまでの披露のときはアングルが違ったのでその時のオンエアで初めてそういうフォーメーションになってることを目の当たりにして。

その振りを見た瞬間。身体を電流が駆け巡ったような感覚に陥った。

もう何年も忘れていた、新しいものへのときめきをその時本当に久しぶりに体感した。
それは10代の男の子たちが一列になって投げかける爽やかでピュアなパッションみたいなもの。

そのオンエア日は何度も繰り返してその少クラの映像を見返しました。

するとオープニングにジャニーズジュニア達が踊っていた「仮面舞踏会」のその群舞の中で、それまで殆ど目に留まらなかったはずのある一人の男の子を気になり出している自分に気が付きました。

それが現在推している橋本涼くんを「見つけた」瞬間でした。

理由なんて言葉に出来ない。感覚的なものいうか。
ただ本能的に吸い寄せられるようにどんどん涼くんを目で追っていたとしか。
何度も自問自答しました。「あれれ?あれ?このふつふつ湧き上がる気持ちは、、、この感覚は」って何度も、何度も。
ドキドキが、止まらなかった。

それまでは正直、はいびを見ているとき主に見ていたのは東京B少年の人たちでした。
ハイハイの印象は小さい頃からジュニアにいる橋本涼くんと井上瑞稀くんのいるグループ、ということ以外特に気に留めなかったというかまるっとすきな男の子たちの一部、に過ぎなかった。
涼くんは亀梨担界隈にも強火の亀梨担であることは当時すでに知られていたのでその意味ではぼんやり意識していた程度、かな。

それが、いっぺんに色が変わった。鮮やかに、濃くなっていく確かな予感を持って。

翌日の朝、こっそり湧き上がった気持ちをツイートにのせてみた。



「はいびーちゃん、推し作らずゆるゆる茶の間ファンするつもりでいるけどちょっと知りたいなと今思ってしまっているのが橋本涼くん」


このツイートは今振り返っても「沼に押し込んでください」の無意識の意思表示だったと思う。

全世界に向けてこんな告白をした。自分以外どうでもいい告白。
けれど、こんな告白を改まってしないではいられないくらい当時のわたしはジャニヲタ第一線から退いていたんだよね。

飢えていたわけではないけれど、、、正直諦めてもいた。
誰かを新たに推したいと思うことは今後わたしの身に起こり得るのだろうか?と思っていた。
すっかり慣れ親しんでいたカツン以外の誰かに気持ちを揺さぶられるということが本当に無くなってしまっていたから。

だから、今でも奇跡みたいだなとおもう。
少しでもなにかのタイミングが違っていたら、ボタンをかけ違うみたいに、わたしは彼に対して今こんなふうに気持ちを寄せていないだろうと思う。

因みに余談。
この少クラのオンエアの数日前にその年行われた亀梨和也くんソロツアーのオーラスがあって。
涼くんがこのツアーの見学に来たがっていたのにずっとスケジュールが合わずに来れていなかったことは亀梨担の間でも話題に上がっていて(当時ドル誌で本人が話してたらしい)それがそのオーラスでやっと見学に来れた!しかもその日は涼くんのお誕生日だったんだよね。

それでわたしのタイムラインにも「橋本涼くん見に来れたよ!お誕生日だし良かったね!」っていっぱいレポが上がってて、呑気に亀梨担後輩くんまるっとみんな応援したいヲタクのわたしは「わーよかったねよかったね」って思ったのを覚えてるんですが。


まさかその数日後にその人に落ちてるなんてその時は思いもしてなかったな。