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きらきらと音を奏でるように光って

贔屓が年内での卒業を発表した件について

ごぶさたしています。
この夏の近況。Nintendo Switchを手に入れました。

ひょんなことで7月から「あつまれどうぶつの森」をプレイし始めたんですが、その頃はご贔屓さんの主演公演真っ最中で。
開演前や幕間はずーーーーっとあつ森のことを考えていて(作品が悲恋物だったので気分切り替えて上演中すごい集中するのに一役買っていた)。


その公演が終わって、秋の大劇場公演の集合日(お稽古が始まる日)。

劇団から出された発表で知った。


ご贔屓さんが次の公演で退団すること。


贔屓を推し初めて今年でちょうど10年になる。
好きになったとき、このひとを推そう!と決めたとき「この先少なくとも10年はこのひとにすべてを捧げよう」と決心した。

まさに、その、10年の節目の年だった。
しかも好きになったの秋なんだよ、、、、秋の大劇場公演だったの。ほんっとにちょうど、ちょっきり、10年だったの。


発表見た直後は「ここまでよくがんばってくださってありがとうだなあ〜、幸せな気持ちで卒業してほしいなあ〜〜」ってそればっかりだったんだけど、時間が経ってみんながざわざわし始めるにつれて「え、ほんとに?ほんとにやめる???いなくなるん?」の気持ちがずぶずぶ・・・
わたしのこの10年のほとんどを見守ってきたママからその日の夕方だったかな、「あなたが初めて『このひとがご贔屓さん』って舞台写真を見せてくれた日を思い出してるよ」って不意に連絡が来て。そんなことまだ覚えてたんだなあってちょっと驚いたりもしながら、その時からママはずっとわたしのご贔屓さんのこと褒めてくれてたからグッときたりもして。

そう。わたしは10年ずっと、ずーーーーっと見せてもらえたから。
贔屓が成長していく姿を。スターさんになっていく姿を。男役さんとして充実していく姿を。

この10年っていう時間こそが最高に代えがたい、贔屓からもらった贈り物だから。

感謝しかないんだよ。「ありがとう」しかないんだよ。

だけど、その時間が突然ぱたん、と閉じられる予告を聞くのはやっぱり驚いたし衝撃もあって。
もっと見たかった姿もいっぱいあったし、楽しみな未来予想図だってあった。

それが幻になってしまうことは本当に残念だけど、叶えられなかったことを嘆くより残り時間の決まった未来を全力で走りきりたくて。
最後まで、見納めることがいまのわたしの目標。
いっぱい泣くと思う。いっぱい嘆くことも悔やむこともこれからの残りの時間たくさんあると思う。
それでも、やりきろうと思う。




10年後の君はたくさんの贈り物を抱えて今と同じひとを「わたしのご贔屓さん」って呼んでいるからね。
10年前のわたしへ、そう最後の日に言える未来を目指して。




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